ALOE VERA

アロエベラを、
知る。

みずみずしい葉の内側にある、
素材の個性を見つめて。

身近な健康と美容の素材だからこそ、どんな植物で、どんな研究があるのかを知ってほしい。アロエベラの特徴と、論文で報告された働きをご紹介します。

透明感のあるアロエベラの断面と、花粉粒にとまるミツバチ、プロポリスを表現したイメージ
素材のイメージ

MEET ALOE VERA

厚い葉の内側に、
みずみずしいジェル。

アロエベラは、暑く乾燥した地域で育つ多肉植物です。厚い葉の内側には透明なジェル状の組織があり、食品やスキンケアの原料として利用されています。

注目されるのは、水分を多く含むジェルと、そこに含まれる多糖類などの成分。肌のうるおいや、アロエ由来成分を摂取したときの働きについて研究が行われています。[A1][A2]

私たちが大切にしているのは、素材の個性を知ること。そして、その魅力を研究の内容とともに丁寧にお伝えすることです。

アロエベラの葉の断面を示す模式図葉の外側の緑色の皮、皮のすぐ内側にある黄色い乳液を含む部分、中央の透明なジェルを区別しています。内側のジェル多糖類などを含む外側の皮皮の内側の乳液(ラテックス)
葉の構造を簡略化した模式図です。ジェルと、皮の内側にある黄色い乳液は性質が異なります。出典:米国NCCIHの素材解説 ↗
内側のジェル
葉の内側の透明な部分。化粧品では保湿原料として、食品では適切に加工された原料として使われます。
多糖類と植物ステロール
ジェルに含まれる多糖類と、微量の植物ステロールは別の成分です。どの成分を、どの形で調べた研究かが大切です。[A1][A2]
ジェルと乳液を区別する
皮の内側の乳液にはアロインなどが含まれます。葉全体・内側のジェル・加工済み原料を、ひとまとめに扱うことはできません。

RESEARCH & EVIDENCE

アロエベラの働きを、
論文から読み解く。

保湿を中心に、塗布と摂取の研究をご紹介します。以下は素材・試験食品に関する研究の要約で、当社取扱商品の効果・効能を証明するものではありません。

研究 A1人での塗布試験

女性20名
アロエ抽出物配合化粧品
単回・1週間・2週間

肌のうるおいを、測定して確かめる。

アロエベラの凍結乾燥抽出物を0.10〜0.50%配合した化粧品を、抽出物を含まない基剤と比較。2週間後には、配合した各濃度で角層の水分量が増えたと報告されています。

この研究から分かる範囲皮膚から逃げる水分量(TEWL)には差がありませんでした。20名の短期間の試験で、特定の化粧品処方を調べた結果です。飲用した場合の効果を示すものではありません。

Dal’Belo SE, Gaspar LR, Maia Campos PM. アロエ抽出物配合化粧品の保湿評価(題名和訳)。Skin Research and Technology. 2006;12(4):241–246. DOI: 10.1111/j.0909-752X.2006.00155.x

研究 A2人での摂取試験

健康な女性122名を割り付け
二重盲検・プラセボ対照
12週間

アロエ由来の植物ステロールと、肌。

アロエ由来の植物ステロールを1日19 µg含む試験食品とプラセボを比較。12週時点で、皮膚から逃げる水分量の低下と、超音波で測るコラーゲンスコアの上昇が報告されました。

この研究から分かる範囲肌の水分量の増加は、試験後に行った乾燥肌のサブグループ解析での結果です。単一施設の試験で、著者に食品メーカーの研究者が含まれます。精製成分の結果を、一般のアロエベラジュースや当社取扱商品に当てはめることはできません。記載量は研究条件であり、摂取の推奨量ではありません。

Kaminaka C, et al. 低用量アロエステロールと皮膚状態の12週間試験(題名要約)。The Journal of Dermatology. 2020;47(9):998–1006. DOI: 10.1111/1346-8138.15428

研究 A3人での塗布試験

3種類のアロエ由来ゲル
単回・反復塗布の比較

配合や使い方で、結果は変わります。

アロエベラなど3種類のアロエ由来ゲルを調べた別の研究では、反復使用後に肌の水分量が低下する結果も報告されています。アロエが入っていれば、必ず同じ保湿結果が得られるわけではありません。

この研究から分かる範囲水に溶かしたゲル原料と、保湿成分などを組み合わせた化粧品は異なります。素材名だけでなく、配合・加工・評価方法まで確認する必要があります。

Fox LT, et al. 3種のアロエゲルの皮膚水分量などへの影響(題名要約)。Pharmacognosy Magazine. 2014;10(Suppl 2):S392–S403. DOI: 10.4103/0973-1296.133291

READING THE EVIDENCE

効果・効能を知るときの、
3つの視点。

塗ることと、飲むこと。

化粧品を肌に塗った結果は、食品として飲んだ結果を示しません。使い方まで合わせて読みます。

原料と、完成した商品。

同じ素材でも、抽出方法・配合量・他の成分によって性質は変わります。特定成分の研究をすべての商品に広げません。

よい結果と、限界。

人数・期間・比較対象を確認し、差が出なかった項目や、追加研究が必要な点も一緒に紹介します。

BEFORE USE

暮らしに取り入れる前に。

安全性の参考:NCCIH「Aloe Vera」 ↗

本ページは素材と研究についての一般的な情報です。病気の診断・治療・予防を目的とした案内や、特定商品の効能の保証ではありません。体調や治療に関わる判断は医療の専門家にご相談ください。

文献確認日:2026年9月17日